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コンテリエの工場にて
コンテリエの工場に行った。
工場では、世界中で貴重なコンテリエビーズがおしみなく木箱に積まれていた。
様々な色や形のコンテリエ・・・。
日本で見たコンテリエのイメージとはかけ離れて、淡いやわらかな乳白っぽい色が
多く見られた。接客してくれた工場のマダムは、「この中から探せ」という態度
だったが、木箱の中身は色もサイズも形もいろいろ。そして何よりホコリがすごい。
ふと近くにパックに入ったコンテリエを見つける。「これは売ってもらえるの?」
と聞くと、「大きいパックも小さいパックも同じ値段だよ。」と言われた。
なんでも小パックはヴィンテージらしい。「これと同じビーズはもう作らない。」と言う。
1種類のコンテリエを機械で作るのに、一度に180kgできるという。
そして、全く同じ色を出すことはできず、微妙に色が異なってしまうと言っていた。
なんだそれなら「同じビーズは作れない」と言えば良いのに、さすがイタリア人
だなぁと思った。工場では一人の女性が、長い針を何本もさしてあるくしのような
木片にコンテリエを入れていた。これで糸入りビーズを作るらしい。でも、こんなに
工場の発展している国でこの手工業は一体なぜ?!と不思議でならない。
日本のビーズの糸入りは国外で入れていると言われているのにどうしてだろう?
不思議!!でもそこにイタリアの伝統を守る姿勢を感じ、その女性が古き良き
女神のようにもみえた。少しばかりのコンテリエを手にしただけだが、ずっしりと
した重たさを感じることができた。
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フィオラートのオーダー
私はフィオラートが大好きだ。
ベネツィアンビーズの中でも1番好きだと言っても過言ではない。
今回は2箇所の工房でフィオラートのオーダーができた。
8・10・12ミリで6色。ピンク、パープル、アクアマリン。
ベースとなる土台色を指定し、ヴェッテと呼ばれる上に装飾する
模様の部分の色や形状も細かく指定することができた。何とも感動です!!
中央のアベンチュリンの帯はそのままにし、ヴェッテはそれぞれに
合う色を選んでみた。
土台の色やヴェッテの組み合わせだけでも何通りもできるのです。
ましてイメージを膨らませたオリジナルのオーダーなのですから、
出来上がってくるのが本当に楽しみだ。
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吹きガラスのオーダー
今回もやってきた。吹きガラス工房。訪れた時、丁度ソフィアートを作っていた。
ガラス職人は慣れた手つきで、数色もの引き伸ばしたカンナの棒を炉の中で
熱しながら、足では、踏むと空気の出る機械を使って溶けたカンナの中に
空気を入れ込んだ。そして赤々と溶けた棒を、丁度良い大きさにはさみでカット。
切り落ちたガラスは、瞬時にガラスの色となりトリッパーさんの手の下に落ちる。
「わぁ。すごーい!!」と思わず手を出したくなったが「ダメ!火傷します!」
声が聞こえ、手を戻した。リズム感のあるソフィアートの切断する音を背に、私は
オーダーをすることにした。たくさんのガラス棒の中から、何色か選び、大きさ、形、
柄を指定していく。まず、4色のマーブル模様でオリーブ型のもの(トリチリアート)を
オーダーした。青やピンク系なんていいかなぁなどと思い、パステル系の水色と
クリーム色、そしてアクアマリン…と選んでいくと、「それはない!」と言われました。
諦めてピンク系で乳白と薄いピンクとクリアの赤と選ぶと、「それはない!」と、
またもや言われました。どうやら、ガラス工房のガラス棒の在庫とも照合
しなくてはならないらしい。困っていると、「こっちのガラス棒から選んで」と言われ、
ガイドさんと共に工房の奥に連れて行かれた。そこには、ガラス棒が短く
切断されたものが、棚にきれいに整理されていた。その前で深くため息をつきながら
組み合わせを考えた。工房のマダムは、まだかまだかと私の決定をペンを持って
待っている。ガラス棒まで色が2層になっているもの、フィリグラーナといって
鎖状の模様の入っているもの、アベンテュリーナやルナブルーなど様々、
そして太さも違う。色々迷いながら3つのサイズでそれぞれのカラーを選んだ。
模様の特徴のあるマーブル状のトルチリアートに目がとまる。小さくても大きくても
同じ値段だと言われた。日本だと、小さい=安いという固定概念があるので
びっくりした。また更に驚いたことに、“日本人は、小さい吹きガラスが好きなのよね”
と辛辣な表情だった。さすがイタリアだとまたもや納得してしまった。
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